書けない。

伯母が他界しました。99歳でした。

私が小学生だった頃から「新婚当時お姑さんにいじめられて悔しかった話」を毎度毎度涙ながらに訴える伯母の姿は、幼心にオンナノヒトっぽいな随分繊細なんだなと感じていました。

「伯母ちゃんは繊細だと思ってたけれど、愚痴を上手に吐き出すことができる、とっても強く逞しい人だったんだね。」と納骨の際に語りかけてみましたが、しーーーんと静まり返っています。

「お前のような甘ちゃんに何がわかる💢」と私には手厳しいちょっとエキセントリックな声が返ってこないことは、淋しい反面ほっとした思いでいっぱいになりました。

後日、伯母の成年後見人への手紙に「書類をご送付…云々」と書きたかったのですが、

「書」の字が書けないのです💧 少し前には「夜」が書けなくなったと申しましたが、今度は「書」…あああ…脱力…。

さて、皆さん。「夜」や「書」の字を眺めていると、あれ?こんな字だっけ?見たことない字?と混乱してきませんか??? その現象こそが、かの「ゲシュタルト崩壊」ですよー。

大学通りの銀杏です。今を盛りに黄色い炎のような木もあれば、すっかり散ってしまった木、まだ緑色が濃い木もあります。久しぶりにベンチでボーっと過ごす時間が取れて、リフレッシュしました。

近況ご報告。

札幌に出かけてきました🍁 釧路の友人夫妻を呼んで、修学旅行のような楽しい一週間でした。

定山渓温泉や北海道大学散策に心落ち着き、よつば乳業カフェでは、うきうきワクワク!(パフェやパンケーキ目当てに2日連続通いました。)

朝から晩まで、ずーっとどうでも良いような話題に盛り上がり続けることは、なかなかの脳トレにもなったように思います。

中島公園の菖蒲池。

鴨が何羽映り込んでいるでしょうか🦆🦆???

夏休み!

東京が猛暑の7月初め。少し早い夏休みに釧路へ出かけてきました✈️

湿原をカヌーで下った際の夢のような景色にうっとりでした🛶 

途上にタイミングよくタンチョウヅルやオジロワシ、バンビ家族が現れて、船頭さん共々大感激!

子鹿としばし見つめ合うの図🦌

糠漬秋刀魚や厚岸の牡蠣なども堪能できて、大満足大満腹の夏休みでした。

帰京してすぐに母の顔を見に行ったところ、「あら、あなた少し太った??」と見抜かれて、驚きでもあり、母の言葉にムッとしたり傷ついたりした思い出が蘇ったりで、少し感情が忙しい今日この頃です。

という訳で、しばらくは休みなしで営業しております。心の調子を整えにお越しください。

近況ご報告。

年明けから身辺慌ただしく、プライベートでまあ次から次へと騒動勃発💥 しておりました。

さすがに私自身も気力&体力ヨタヨタ…もはやヨボヨボ👵 な日もありましたが、ようやく問題も収束し落ち着いてまいりました。(詳細はお越しになった折にでも聴いてやってください)

さて、元気を取り戻すのに一番効き目があったのは、背中のマッサージ🖐️ でした。通っているジム内のアロマトリートメントを(三連続で)受けたことをきっかけに、がちがちに固まった心身が溶けたように感じます。

人から何かしてもらうって、気持ちいい!!!

心身がほどけたところで、優しいおやつ🍪 幸いなことに国立市内にあのなかしましほhttps://foodmood.jp/nakashimashiho/ さんのお店があるのです。予約をしてから受け取って食べるまで、自動的にウキウキできて、ありがたかったです。

やっぱり、美味しいおやつも気持ちいい!!!

この境地に達することができたら、後は定期的(!)に温泉に入れば健康を維持できると思います☺️

シフォンケーキに苺ホイップ♡

近況ご報告。

9月というのに暑い暑い毎日ですね🔥皆様の2023夏はいかがでしたか?

私は、時にクラクラしたりコホンコホンしながらも、スイカを満喫する🍉いつもの夏らしい夏を過ごしました。

さて、夏はいつも通りだったのですが、加齢に伴う劣化に日々驚くことが増加してきました。

とにかく文字が読めない。紙面はましだけどスマホPC上の文字の解読に時間を要する🕰

文字が読めていないから、必然的にタイポが増える。タイポに気がつかない。←特にPC💻

先日も、かなり気の張る仕事メール上で、複数ヶ所「。」が「る」になっていることを発見し、大層落ち込みました。(今どき珍しいカナ入力タイピングなので、「。」は「る」と「Shift」キーで入力します。)

ありがとうございまする とか、本当に笑えないし、誤りをいちいち訂正するのも憚られるしで、情けない思いの連続です。

文字の他にも、細かいものが見えない為に調理時の目分量👀 が、およそ使い物になりません。特に塩、コショウなど、パラパラっと振りかける類は大変キケンで、しょっぱい酢の物や思わずむせ返るワカメスープなどを連作しております。

見えないだけではありません。全体的な感覚が非常に鈍くなりました。この電気代が高騰する時代に、リビングのエアコン消し忘れを頻発しています。

今までは、ちょっとした音や振動や皮膚感覚で「稼働中」を感じ取れていたのでしょう。だから誰もいなくなる部屋のエアコンを消す!ことが自然にできていたんですよね。

こうした衰えの自覚はなんとも物哀しいものですが、ピキピキ😖過敏な状態よりもラク〜に過ごせることも増えました。

こうなったら寄る年波に抗わず、のんびり楽しく波乗り気分🏄‍♀️ を目指していこうと思っています。

やっと手に入れたココナッツわらび餅。シンプルな王道の味が一番!と思い始めていたのに、一流の職人技が冴えわたるアレンジもまた素敵♡と思い直した逸品です🥥

ついに!母のこと 〜母の様子⑤

前回「さらに母のこと」のつづきです。

見学をした3カ所のグループホームの中で、施設🏢と呼ぶより、おうち🏠と呼びたい一件で、空室が!しかも日当たりの良い角部屋が空いている!報せを受けました。どちらのグループホームも、家族が預けて安心できるような十分な説明や雰囲気がありました。あとは母本人の相性次第かな?とも思っていたので、飛びつくような思いでした。

ここだ!!と躊躇うことなく手続きを進め、苦手な引越し作業📦や新生活に向けたお名前付け(服からメガネまで)に涙しながら😅入居に向けて走り抜けた3月でした。

引越し当日も母はいつもの曖昧な微笑みを浮かべていたので、特に不安な想いは抱いていないのかな?とは思っていました。が、が、しかし………!3日後に追加の荷物を届けた折に見た母の様子にびっくり仰天😵

表情に膜が貼っていない!何が起きた?

そして本人に様子を聞いてみると、

「角部屋だし日当たり良いし、居心地良いよ!」「本読みたいから図書室ないの?ち聞いたんだけどね!」

お母さん!自分の部屋の位置を覚えてる!大分弁出てる!!!(◯◯って。を◯◯っち。と言います)

終始、::..:(´∀`):.。.:*:なオーラを出して話し続ける姿に衝撃を受けました。

お母さんが姉妹と打ち解ける中でしか出さない大分弁が出て、こんなに楽しそうにできる瞬間があって良かった…これが引越し直後の謎テンションで一時的なものであっても…。と帰宅後泣きました😭😭

以降、母のハッピーオーラは消えず、脳もイキイキ動いている様子です。「ボクは幸せだなー♡ち気分よ!この調子だと100歳100歳✌️(きんさんぎんさんの真似)までいけそう!はっはっは😆」発言まで飛び出したのは、認知症ケアのプロであるスタッフ皆様のおかげだと感謝しております。表面的な年寄り扱いはされないけれど、実はサ高住より手厚いグループホームは、母の状態にジャストフィットしたようです。二件目勃発するまでまずは一件落着😌

母から初めてメッセージ付のお花を貰いました。

さらに母のこと〜つづき 母の様子 ④

前回「そして母のこと」のつづきです。

さて、父方の伯母も認知症を患いました。伯母はグループホームという施設に入り、コロナ禍前には幾度となくお見舞いに出かけました。

グループホームでは認知症以外は比較的健康である入居者が自立した生活を目指す。とのことでした。しかし伯母の毎日は、良くも悪くも世俗から切り離された医療施設の中で、娘時代ファンタジーを生きているようです。通院以外に建物の外に出ることはないという安全かつ物悲しいイメージを持ちました🏥

母の安全は私の安心に繋がる。とはわかっていても、母を隔離されたような空間に送ることはイメージできず、グループホーム入居を自然と選択肢からはずしていました。

それなのに、ある朝起きると「認知症を患わないと入居できない施設」がにわか脳内でクローズアップされました。認知症対応のプロであるスタッフにケアされ、何度同じ話を聞いても新鮮に話を聞いてくれる利用者に囲まれることは母にとって悪くない選択に思えてきたのです。このヒラメキは今までの人生の決断時=就活や婚活、資格取得時などで味わったことのある強烈な感覚でした。全く根拠はない中 ⚡️これだ⚡️ と確信を持ち、展開を急かしたくなるような気持ちに陥ったのです。は、早く見学をしてみたい!気持ちに至り、ケアマネさんに連絡をしたところ、

「見学の予約はしてみます。が、どこも待機人数が多いですよ」とのこと。そうだよねそうだよね。気にいるところがあったら、待てば入れるんでしょ?まずは見学!と前のめり気味にお返事したら、「うーん。お母さんは一人でできる事もまだまだ多いので、なかなか順番が回ってこないかも」………💔……… となりながらも、3ヶ所へ見学に出かけることにしました。

そんな中、母には「国立市から‘90歳になったから、そろそろ一人暮らしはさせられないよ’って通知来たよ。近いうちに引越しがあるかもね」と方便🤥を使って何となく気持ちの準備をしてもらっていました。〜つづく

秘密の絶景ポイント!

そして母のこと〜つづき 母の様子③

前回「母のこと」のつづきです。

ところで、母は週5で二ヶ所のデイサービスに通っていました。母にどちらが好き?とかどちらのランチが美味しい?と訊くと、決まって「え?ああ私二ヶ所に行ってるの?どちらがどうって考えたことない。」と答え、「楽しくもないけど、一人でいるより良いのかな。」と付け足すのもお決まりでした。

さらに、そんなタイミングで努めてフラットに老人ホームみたいな施設に入りたい?と尋ねると、「いやぁ、まだまだ大丈夫よ😊」と答えるのも常でした。

また、デイサービスでは日々驚くほど多彩なレクリエーションが工夫されているのに、今ひとつ楽しめていないのは、難聴状態と物忘れの症状から、スタッフや利用者さんとコミュニケーションが取りづらいことが原因だろうと薄々気付いていました。

それまで母が楽しそうに見えた記憶は、友人や姉妹と遠慮なくおしゃべりをしている時です。もうそんな日は来ないのだろう…と、あいまいでぼんやりした微笑を見て切なくもなりました。

そして少し豪華なサ高住に入ったとしても、母は皆さんにとって「人の顔も話も覚えず、つまらない人」なんだろう。周囲の空気を受けて母も楽しく過ごせないだろう。と諦めていました。施設に入った途端に、認知症の症状が進んだという話も良く聞きます👂

重〜い気持ちのまま施設を調べている中で、またしても閃き💡ました。

〜つづく。

快晴の上田城址公園。

お出かけすると、一時的でも気分が晴れます☀️

母のこと〜つづき 母の様子②

前回「母近影」のつづきです。

はっ💡と気づいたのは、これって実は一人暮らしの限界??ということです。母の限界ではなく、私自身の限界です。

夜一人の時間に暑くないか寒くないかと気を揉むだけではなく、倒れているのでは😱 苦しんでいるのでは😱 なんて勝手に妄想して、自分が眠れなくなるという日が生まれていました。これまさしく介護ノイローゼ…。

母にキツく当たってしまう私にとって、同居の選択肢はありませんでした。ちくちくと罪悪感を感じながら、母にとって最善の施設を調べてみることにしました。

人気の特別養護老人ホーム(特養)は母の介護度では条件外なので、サービス付高齢者向き住宅(サ高住)を中心に考えました。自立している方も多いし、「施設🏥 」イメージを少なくするよう配慮されているようでした。

と、同時に、月にいくらまで費用負担できそうかの計算もしてみました。母の通帳をチェックする作業は介護において一番大切だと思いながら、親の懐事情を知ることへ抵抗感も大きく、なかなかな高ストレス❤️‍🩹でした。

まだ、つづく。

母の写る家族写真。

祖父がテーラーをしていた関係で、姉妹お揃いのワンピースを着ていますね👗👗

母近影。母の様子①

いよいよ母卒寿90歳になりました㊗️

このところ一気にお姉さんになり、ハラハラすることが増えました。

気に入った洋服を連日着続けてしまう👚👚👚

知らぬうちに世田谷◯品系のお味噌汁や蜂蜜がどんどこ届く📦📦📦

お薬カレンダー導入しても、処方薬を飲み忘れる💊💊💊

母にとって最大の困りごとは、発覚するごとに私からガミガミ⚡️ガミガミ⚡️小言を言われることだと思います。もちろん「お母さん!どうしてっ???」といちいちガッカリしながら注意する私にもストレスはかかります。

翻って、私は母から、「急いで!」とか「もうっ⚡️◯◯しないでって言ったよね!」なんて強制的感情的に怒られた記憶がありません。生まれてから、一度も…。ああ、それなのに…。

そして母は、私から小言を言われる度に、ちょっと驚いた表情をしてから私の顔を見てふっと微笑むのです。

おっとりしていた母の母からもそんな風に怒られたこと少ないだろうし、父も母にあれこれ指図するようなタイプではありませんでした。ずーーーっと優等生で通してきたので、先生や上司から注意されることが極端に少なかったようにも思います。

だから、母にとって誰かから文句言われることは多分とても新鮮だし、自分の娘が湯気出しながら怒る姿はどこか滑稽なのでしょう。

それでも薬はきちんと服用して欲しいし、電話の呼び出し音が聴こえるように補聴器して欲しい。でもガミガミ言うのも疲れる😭

そんな中、はっ💡 と気づいたことがありました。

〜つづく