そして母のこと〜つづき 母の様子③

前回「母のこと」のつづきです。

ところで、母は週5で二ヶ所のデイサービスに通っていました。母にどちらが好き?とかどちらのランチが美味しい?と訊くと、決まって「え?ああ私二ヶ所に行ってるの?どちらがどうって考えたことない。」と答え、「楽しくもないけど、一人でいるより良いのかな。」と付け足すのもお決まりでした。

さらに、そんなタイミングで努めてフラットに老人ホームみたいな施設に入りたい?と尋ねると、「いやぁ、まだまだ大丈夫よ😊」と答えるのも常でした。

また、デイサービスでは日々驚くほど多彩なレクリエーションが工夫されているのに、今ひとつ楽しめていないのは、難聴状態と物忘れの症状から、スタッフや利用者さんとコミュニケーションが取りづらいことが原因だろうと薄々気付いていました。

それまで母が楽しそうに見えた記憶は、友人や姉妹と遠慮なくおしゃべりをしている時です。もうそんな日は来ないのだろう…と、あいまいでぼんやりした微笑を見て切なくもなりました。

そして少し豪華なサ高住に入ったとしても、母は皆さんにとって「人の顔も話も覚えず、つまらない人」なんだろう。周囲の空気を受けて母も楽しく過ごせないだろう。と諦めていました。施設に入った途端に、認知症の症状が進んだという話も良く聞きます👂

重〜い気持ちのまま施設を調べている中で、またしても閃き💡ました。

〜つづく。

快晴の上田城址公園。

お出かけすると、一時的でも気分が晴れます☀️