銀行や市役所のモロモロ再発行の日まで、結構くよくよしていました?
一番心配だったのは、マイナンバーカードにくっきり印字された母の現住所。もしやして、もしやして、通帳やカードが使用停止になっていることを知った悪者が、母宅に直接赴いて、
「銀行の方から来ました」とか「市役所です」とか言葉巧みに母を誘導して何とかお金を奪おうと企むのではないか? ということでした。
判断力やら思考力がグーンと低下している今の母は、きっところっと騙されてしまう。ああお母さん?
そもそもあのエコバッグは、母がバリバリ現役だった頃、行きつけの革製品のお店が季節ごとにデザインを変えて得意客のみに配布するというお揃いの品。
はい。と手渡してくれる時は、いつも少し自慢げな表情を浮かべていました。母の元気を象徴するようなそんなバッグごと盗られてしまった…ああお母さん?
そんなこんなの勝手な妄想でヤキモキする日も、全てを再発行すればすっきりするだろう。と最短でスケジュールを組むことにしました。(印鑑を新しく作るのに思いがけず日数がかかり、ここでもヤキモキ)
前日に「明日は印鑑登録カードと保険証を忘れないでね。」と念押しの電話をすると、「明日は何しに行くんだっけ?」と何度か聞かれ、「この間私がお母さんの通帳と印鑑とキャッシュカードとマイナンバーカード失くしちゃったでしょ?再発行に行くんだよ?」 と何度も答える悲しさよ……。
そして、盗難から10日ほど経った日に、母と連れだってまずは銀行に向かいました?
つづく。